ファスタークG-1とラクザXを徹底比較レビュー バック面での使用についても考える

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最近、再び用具迷走中でして、バック面のラバーを今現在使っているオメガ5プロから、ファスタークG-1かラクザXに乗り換えようと思い、絶賛打ち比べ中ですw

 

初めに、なぜバックをオメガ5プロから変更しようと思ったかを説明させてもらうと、オメガ5プロは同じ硬度帯のラバーの中でも力の強弱による弾みの振れ幅が大きいので、自分のようにバックが下手でインパクトが出せない選手が使うと、インパクトが出しやすいミート系は良いのですが、ドライブが少し安定しないと感じたからです。しっかり振れないときにネットを越えてくれない。

また、レシーブに関しても、オメガ5プロは台上は抑えやすいく良いのですが、やはりサーブ巧者と当たったときにレシーブのオート性能というか、ラバーの力で勝手に入ってくれる感に少し欠けます。良く言えば、実際の球と、自分の打った時の感覚のズレが小さい。

 

そのため、オメガ5プロよりもう少し弱いスイングでも良い球がいくようなラバーを探した結果、ファスタークG-1ラクザXに行き着いたという感じです。

ちなみに、オメガ5ヨーロは軟らかすぎると私は感じてしまいました。オメガ5プロのスポンジが軟らかくなったバージョンという感じで、台上のキレなどは低下し、上回転のラリーにおいて性能が発揮されそうなラバー、という感じで、良いラバーではあるんですが自分がバックに求める性能とは方向性が少し違っていました。

 

ここから比較レビューに突入します!

両ラバーとも、硬めの木材に合うと思ったので、ハードな木材7枚合板に貼りました。

以下、ファスタークG-1=G-1、ラクザX=ラクザと表記します。

 

全体的な印象

まず、値段などは皆さんがそれぞれ贔屓にしているネットショップなどを見てもらえれば良いと思いますが、G-1が4536円(3割引&税込み)で、ラクザが3931円(3割引&税込み)です。最近のハイエンドラバーと比較すると、G-1がちょい高めで、ラクザがちょい安めといったところでしょうか。

 

次に、単純な回転量や弾みなどに関してです。

 

回転量:ラクザ > G-1

ラクザのシートの方がG-1よりも引っかかりが良く、回転もかけやすいです。G-1は不満が出ない最低限度の引っかかりは有しているという感じで、オメガ5プロより若干劣るくらいです。

比較対象がどれも高レベルなだけで、G-1をディスっているわけではないですよ(笑)

と言うのも、一つ前の世代のドイツ系スピンテンションが進化していく時に、

①シートとスポンジの一体感を優先させつつ引っ掛かりを上げる(ex.ファタークG-1、オメガ5プロなど)

②とにかくシートの引っかかりを上げて性能の向上を目指す(ex.ラクザX、エボリューション○○-S、ラザントグリップなど)

の2通りに分岐していったと自分は考えており、つまりG-1とラクザは別系統のラバーであるため、一つの項目だけに着目して優劣をつけてもあまり意味が無いのです。

 

弾み:G-1  >> ラクザ

弾みに関しては①方面に進化していったラバーの方が弾みのMAX値や、弾ませやすさなどは優れている傾向ありに、今回の比較でも同様でした。

しかし、”弾ませやすさ”とは「回転を強くかけることなどは意識せず、ただ当てただけの時の飛び」に関してであり、②方面に進化したラバーはドライブ回転をかけることで真価を発揮します。なので、ドライブにおける飛ばしやすさやコントロールのしやすさは、打ち手の打ち方などによって変わってきます。

 

ドライブ系を含む全般的な打球感に関して、私個人の感覚では、G-1は”オメガ5プロよりやや硬めで球離れは早く”、ラクザXは”G-1よりも軟らかく球持ちが良いもののクセがある”という感じでした。

G-1は適度な食い込みでシートとスポンジの一体感のようなものが感じられ、球の弾き出し良く打ちやすくコントロールも悪くないです。まさに優等生ラバーという感じ。

一方でラクザは、G-1のような一体感のあるラバーとは対照的で、打球時にシートのしっかりした感覚が強く感じられます。これは最近のドイツ系スピンテンション(②方面へ進化したラバー群)の傾向でもありますが、中でもラクザは顕著だと思いますね。

そのため、通常のドライブを打つ時に、弱いインパクトだと「スポンジに食い込ませて弾き出す」という前段階の「シートに食い込ませる」という段階で、硬いシートに力負けして食い込ませるためのエネルギーロスが発生し、思った以上に飛び出しが遅く緩い球になってしまいます。

解決策としては、「スポンジまでしっかり食い込ませるだけのインパクトをする」or「シートの引っかかりの良さを利用したチョリドラ」ということになります。

ミートは意外と素直に飛んでくれるのでドライブ系のようなクセはありません。少し飛距離は物足りないですが。

 

また、打球感の他に弾道にも違いがあります。と言うか、ラクザが「やはりラクザ系だな!」という感じの独特の弾道をしています。

詳しく説明すると、G-1が非常に素直な平均的な弧線を描くのに対して、ラクザはシートの力でグッと持ち上がって、相手コートで急激に沈み込む弾道になります。

そのため、受け手側もラクザの球は軌道が一般的なスピン系テンションと少し違うので取りづらく感じ、結構ミスしてくれます。また、弧線が小さく球が台際で沈んでくれるため、打ち手側のドライブ時のオーバーミスも減ります(逆に、ネットにかかりやすいとも言える)。

 

ラケットとの相性については、どちらとも飛距離の調整がしやすく暴発するようなラバーではないので、足りない弾みはラケットで補うという発想で良いと思います。 

G-1は最近のスピンテンションの平均以上の弾みがあると感じるので、弾むラケットと合わせると技量が少し求められます。一方で、以前別の記事でも書きましたが、ラクザはティモボルALCなどの硬めで弾むラケットと合わせると、飛距離の不満が解消されてバランスが良くなる印象です。

 

個人的にバックでの使用は・・・

ファスタークG-1

軽い力でも飛ばせてコントロールがしやすく、やりづらい技術もない高バランスラバーという感じでした。回転系の性能面ではラクザの方が少し優れているように感じましたが、G-1も不満が出るようなレベルではないです。

また、ミートのスピードが出しやすい点がバックでの利用には好印象でした。

G-1に関しては全体的に説明の分量がやや少なめですが、これはG-1が突出した性能はないが満遍なくハイレベルなラバーであり、逆にラクザの方は個性の強いラバーだからですw

 

ラクザX

スピン系テンションの中でも独特な弾道は魅力的なのですが、シートの影響でボールタッチの感覚がG-1と比較しても鈍く、また回転の影響も受けやすいため、レシーブという観点からするとG-1の方が優れています。

また、これは自分の打ち方や技術力不足が原因なのですが、バックはミート系を多く利用することから、ドライブもミート気味の打ち方になっていることが多く、その場合ラクザでは飛ばしやすさや飛距離がイマイチでした。これはミディアム硬度であるラクザXsoftを使うことで解消できそうではありますが、そうするとオメガ5ヨーロの時のような「軟らかいラバーの特徴」に不満が出そうなので一旦保留です。

 

G-1とラクザはどんな人にオススメか

ファスタークG-1

弱いインパクトでもスピードが出てくれること、ミート系がやりやすいことなどから、フォアよりもバックでの方が性能を発揮しやすいと感じました。

実際にバックで使用している選手が多い(森薗政崇選手が有名ですよね!)というのが私の印象で、フォアにG-1を使っている選手は、男子ではやや少なく、女子ではミートを多用するような選手に多いですね、伊藤美誠選手や王子卓球クラブ出身選手など。

石川選手はやや例外気味ですが、”扱いやすさを重視して、(あえて)G-1を使用している”とのことです。

追記:伊藤・石川選手はキョウヒョウ系ラバーに移行してしまいましたね。”扱いやすさ”よりも”相手の取りづらさ”を優先したのだと思います。

www.youtube.com

「硬めのスピン系テンションを使ってみたい!」という人は、まずG-1を使ってみて、良い感じだけど少し硬いと感じたらファスタークC-1、球持ちや引っ掛かりを良くしたければオメガ5プロ、ドライブをしっかり振れるorチョリドラ多用であればラクザX、という風に変更していくと良いと思いました。高性能ドイツ系スピンテンションの基準となる優れた性能で、全ての技術がやりやすいラバーです。

 

ラクザX

ラクザはドライブ系の技術に良さがありますから、ドライブをガンガンにかけていく選手向けですね。男子のような強いインパクトが出せなくても、シートの回転性能が高いので、チョリドラなどで回転をかけるということをしっかり行えれば、勝手に回転がかかって良い球が出てくれます。

実際にラクザを使用している選手は、神巧也選手に代表されるようなガンガンにドライブをかけていく選手(一発型よりはラリー型の方が多い)や、チョリドラを多用する女子選手(特にバック面!)に多い印象です。また、選手たちは「テナジーとは違った弾道である」という点にも価値を見出していことが多いと感じます。

 

 

いかがだったでしょうか。

結構細かいところにまで言及したつもりです(`・ー・´)ドヤ!

最終的な自分の中での結論としましては、バックはフォアへつなげるためにミスをしないことが第一条件であるという考えから、ファスタークG-1をバック面で使用することに決めました!ファスタークシリーズは値段が微妙に高いことがネックではありますが、まあ我慢して使ってみます(笑)

 

  管理人セレクト (・∀・)b

 

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3件のコメント

  1. ファスタークg1は値段が高い&硬そう、ということで手が出せずにいたのですが、とても参考になりました。
    長年売れてるだけあって、やはりバランスがいいのですね。
    ラクザXは自分には硬すぎでフォアでも使えませんでした(>_<) 天野さんが使ってるのでオメガ5プロも気になっていたんですが、フォア面で使うのはどうか気になるところです。

  2. さすが用具に詳しいですね。
    ちょうど少し前にラザントグリップを購入して、ブロックのし易さと、柔らか目の打感が気に入って、しばらく使おうと思っていたところです。
    が、アンドロさんから重大発表がありましたね∑(゚Д゚)
    せっかくいいラバーに会えたと思った矢先に…。
    コスパラバーとの噂のヴェンタススピードあたりに流れようかなと思うこの頃です。

  3. >>goran8 さん
    ラザントグリップ系は廃盤にせずに様子を見ても良いと思ったんですけどねー、全て廃盤のようです。
    個人的には、RとVのどちらかがハイエンドモデルになると予想しますけど、ハイエンドではない方はグリップ系とそこまで大きな差は無いんでは、と考えます。
    ですけど、グリップと同じ45度のラバーがないんですよね・・・
    ヴェンタスは使ったことが無いんでアレですが、物凄い性能は無いが扱いやすくてミスが減る、とかなり強い人に聞いたことがあるので、ブロック性能を求めているならアリではないかと。

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