しろーとフィットネス&卓球

卓球好きな大学生が、卓球関連の気になった情報を片っ端から書いていくブログです。

MENU

【マジメな話】卓球界の補助剤という闇

まず初めに、今回は補助剤の一般的な効果とか詳しい歴史とかについては書きません。自分も若いですからグルー・ブースターを当たり前に使っていた時代をあまり知らないってのもありますし。

 

※この記事には私個人の考え方や意見が多く書かれているので、そこらへんを注意して、自分でもよく考えながら読み進めてみてください。

 

補助剤と日本

少し前まで「トップ選手で補助剤を使ってないのは日本人だけだ」なんて言われてましたが、日本でも徐々に使用者が出ている、という話を最近は聞きます。

知り合いの強豪校選手の話では、一部の強豪高校でも補助剤が使われていたようです(比較的最近の話です)。

また、打球音・匂い・見た目のオイリーさ()などから、「テナジーなどは製造の段階でグルーイングに近い加工をしているんじゃないか」ともたまに聞きますし、「他のメーカーでも選手用ラバーは異常なチューニングがされているんじゃないか」という噂もありますが、まだ明らかな証拠はないので今回はメインの話じゃありません。

 

とはいえ、高校女子トップ選手の間でも粘着ブルスポが流行っており、いくらトップ選手とはいえ男子より女子は筋力が明らかに劣りますから「未打底(=未加工)ラバー」を使用しているとは思えません。ですので、おそらく紅双喜などの加工済みのラバーを提携会社のニッタクが提供していると思われます。

 

日本もだんだん補助剤容認の発想が広まってきるというべきなんでしょうか、NEOキョウヒョウ等が何で弾むのかとか知らないのかも。

 

ラバーの後加工は禁止になったので、「ならメーカーが加工しちゃえばいいんだ!」というなんとも発想の大転換()によって登場したのがNEOキョウヒョウ・テンキョクシリーズなどです。

有機溶剤が禁止になる前は、バタフライとかも「スレイバー HIGH TUNE」とかいって同じことやってましたけどね。

これらのグレーゾーンなラバーは「已打底(=加工済み)ラバー」と呼ばれ(読み方はイダテイ)、WRMなどで扱っている商品にも多いですね。

 

グレーゾーンなだけで違反じゃないですけど・・・

まあ、それはいいとして。

 

補助剤と世界

まず前提ですが、中国人選手は確実に補助剤を使用しています。一個人の言葉だけでは説得力なんて皆無でしょうから、参考画像もいくつか載せておきます。ラバーの光り方がおかしいというのは、見る人が見れば分かると思います(特にラケットの縁の部分)。これは補助剤を塗ってトップシート側に反りあがった(=スポンジが膨張した)ラバーを無理矢理貼り付けた証拠と言えます。ラバーを貼るのがヘタクソな可能性も微レ存・・・ないかw

 

・オバケフットワークでおなじみ、許シンのラケット

f:id:shirotofitness:20161202021254j:plain

画像引用先:http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1964

 

・中国では超人気者、張継科のラケット

f:id:shirotofitness:20161202021300j:plain

画像引用先http://blog.livedoor.jp/clovey84-ver2/archives/53344514.html

 

・中国の期待の若手女子の一人、陳夢のラケット

f:id:shirotofitness:20161202021307j:plain

画像引用先http://yamaguchi.diary.to/archives/51858529.html

 

・自分が一番参考にしている選手、馬龍のラケット

f:id:shirotofitness:20161223223328j:plain

画像引用先http://world-tt.com/blog/yu/2014/05/15/%E3%81%9D%E3%82%8D%E3%81%9D%E3%82%8D%E6%97%85%E3%81%AB%E5%87%BA%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81/

 

パッと調べただけで、こんなに分かりやすいのが何枚も出てきます。 

 

水谷選手の補助剤に触れたブログ記事も載せておきます、読んでみてください。

ameblo.jp

 

また、実は今年の2月に世界のトップ選手であるティモボル選手は「トップ選手の80%ほどの選手はブースターを使用している」と発言しました。それから一体何が進展したのかって思いますが・・・

world-tt.com

 

弾みの面で厳しい粘着ラバーを愛用する中国系選手だけが補助剤を使っているのであれば補助剤問題は簡単に解決できるかも知れませんが、普通のテンションラバーを使っている海外のプロ選手にも補助剤ユーザーが多くいるとの報告もあるので、もうダメですかね・・・

生活がかかっているんだから、ある種容認されている違反行為はバンバンやってこうというゲスい発想です。

 

実際に、水谷選手が補助剤根絶を大々的に訴えているのに、海外のトップ選手の間で同調の声が上がらないのが良い証拠じゃないでしょうか。

せいぜいボル選手くらいですが、ボル選手も最近は一部の試合で打球音が異常だという意見も出てきましたし、故障などもあり彼も選手生命が短くなって、迷っているんだと思います。

 

おそらくトップ選手たちは「補助剤は中々バレないけど違反だから根絶しよう」ではなく、「補助剤が禁止されたのは人体に有害だったからで、もう無害な補助剤が作れるんだから解禁しようよ、補助剤使った方がハイレベルな卓球できるじゃん」という考えなんでしょうね。この考え方も一理あります。

 

しかし、私は一人の日本人卓球ファンとして、補助剤は現段階では絶対に使用してはいけないと思います。

日本にはきちんとルールを守った上で世界の上位で活躍している選手が大勢いるんです。彼らは中国選手などに負けるたびに、技術面、メンタル面、戦術面、フィジカル面での相手の凄さを認めつつも、どこかで「なんでルール違反してるやつが野放しなんだ」という強いストレスを感じているはずです。少なくとも自分が日本選手なら感じますね。

それが溜まりに溜まった結果起こったのが、2012年の「水谷選手の国際大会参加ボイコット」です。

 

ルールとして使用が禁止されている以上、良い悪いは別にして、使用してはいけないんです。(ここ重要)

ある意味、「悪法もまた法なり」ってやつです。

 

補助剤を使用すればプレーの質が上がることは明らかなんですから、なぜ本気でITTFは規制しようとしないんでしょうか?

競技の公平性を保ち選手に気持ちよくプレーさせてあげるのがスポーツ組織の存在意義なんじゃないんでしょうか?

 

こう考えるのは、私が卓球で飯を食ってるプロじゃないからかも知れませんね(笑)

 

最後に

日本の、ラバーの弾みを計測する対策案も否決されたようです。

この「用具ドーピング問題」に具体策の出せない今のITTFって、なんなんでしょうか。他の競技のアンチドーピングに尽力する人たちに対して恥ずかしくないんでしょうか。まあ、最近はロシアのアンチドーピング委員会の闇が深いこととかが分かってきましたけど。

 

いっそのこと「卓球ラケットの素材自由化」を可決して卓球の今までの常識を完膚なきまでに崩して、かわりに補助剤を根絶する方向に動いてもらうのもアリですかねw

そのついでに用具全体の値段も下がってもらえば万々歳w

まあ、そしたら今のトップ選手の多くが引退してしまうでしょうけど。

 

用具も高価格化が進んでいるし(ヴェガ、リズム、翔龍などは一石を投じましたが)、せっかく面白い&安全&観戦が楽しいスポーツでも、もう少し「やる側(我々パンピーも、選手たちも)」のことを考える方向に向かないとね・・・

 

オマケですが、水谷選手と補助剤に関する記事です。参考になるので是非併せて読んでみてください。

sports.yahoo.co.jp

number.bunshun.jp

 

  管理人セレクト (・∀・)b